【ヨガ授業レポート】山梨県中央市立田富北小学校

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2021年6月21日、山梨県中央市立田富北小学校にて、会員の樋口明日香先生の行ったヨガ授業を見学させていただきました。

この日は2年生2クラスの合同授業、なかなか行くことのできなくなってしまった「海水浴」をテーマに、泳ぎ方をまねてもらいながら体全体を動かすシークエンスでした。

ウォーミングアップは足指じゃんけん。
グーは元気のいい「グー」の声、
パーになると、「うまく広がらなーい」という声、
チョキにいたっては「難しい!」の声があちらこちらから。
「難しい」「できない」で終わらせずに、「何でできないんだろう?」と考えてもらうことも大切なこと。普段意識して動かすことが少ないからこそ、意識的に動かすのが難しいこともあるんだということに気付いてもらいました。そして、意識していないけれど、確かに私たちの体を支えてくれている足、小さな動きかもしれないけれど、その動きが私たちの体を動かす土台になっている足への感謝の気持ちも育みます。

そしてその感謝を捧げた自分の足にしっかりといたわりを持ちながら筋肉を伸ばしていきますが……
動きをまねようと子どもたちから注がれる明日香先生への眼差しが熱い!
先生のほんの少しの動きも見逃すまじ!とちょっとした動きも真似してくれる子どもたちの姿に、改めて子どもは大人の姿を見て育つんだなと、教育者としての責任感を重く感じた瞬間でした。

そして全身を使って泳ぐパートでは、クロールから平泳ぎ、背泳にバタフライ、そして息継ぎまで練習をしていました。
今回のヨガの授業は、コロナの影響で実施できなくなってしまったプールの授業の代わりでしたが、こんなに本格的に(?)泳ぎの練習もできるとは!これでいつプールの授業が再開されても大丈夫なはず!

チャレンジポーズはブリッジ。夏の海の上に大きく輝く虹をイメージして元気よく持ち上がります。

リラクゼーションの時間を経て、終わりのお祈り。一緒にヨガをすることができた友達へ、支えてくれる大切な家族へ、自分の大好きな人たちだけでなく、自分がちょっと嫌だなと思っている人、全然会ったこともない人も含めて、たくさんの人たちの幸せをお祈りします。

体だけでなく、心も柔らかくしてくれるのがヨガの魅力。そんな魅力を少しずつでも共有できるヨガエデュケーターという仕事に感謝をしながら、また次に向けて頑張ろうと自分自身にもエネルギーチャージの時間でした。

明日香先生は、2年生だけでなく、この2週間余りを通してほぼ毎日田富北小学校に赴き、全学年にヨガの授業を提供しました。

ヨガ終了後に児童に感想をもらったところ、低学年では体の柔らかさの変化や気持ちよかったとの声が多かったのですが、高学年になるほど、先生への感謝の言葉や、瞑想の時間の考察など、自分の内側、そしてその自分を支えてくれるものについての声が多くなっていました。

これは、やはりただヨガのプログラムを提供するだけでは得られなかったものなのではないかなと感じています。

しっかりと「教育のためのヨガ」とは何かを考え、どうしたら子どもたちの成長に、ヨガエデュケーターとして私たちが関わらせていただくことができるかを考えてプログラムを練り、実施した結果だと感じています。

会員の皆さんと一緒にプログラムを考え、実施し、フィードバックを経て、さらに子どもたち、社会のためになるものへと進化させ提供していく。
教育のためのヨガ推進機構では、そのための学びの機会を提供しながら、学校・教育機関でのヨガプログラムの実施を行うヨガデュケーターの方々の金銭的サポート(インストラクターフィーのお支払い)、精神的サポート(コミュニティ作りや活動範囲の拡大)を行なっております。

社会を変える教育のためのヨガの普及へ向け、皆様からのご支援ご協力をいただけますと幸いです。

田富北小2年生のみんな、一緒にヨガをしてくれてありがとう!
子どもたちの「また来る?」はキラーフレーズですね(笑)

山口校長先生並びに支えてくださった田富北小の先生方、ありがとうございました!

Today's Lesson Plan

テーマ:海水浴
コンセプト:全身を使って体を動かす
呼吸:風船の呼吸
ウォーミングアップ:
おしり歩き
足指じゃんけん

ポーズ:
猫と牛
門のポーズ
ロー・ランジ
膝を伸ばした前屈

太陽礼拝A〜太陽が休む時間はいつ?〜
ヤシの木
ラクダ(背泳ぎ)
サメ(クロール、平泳ぎ、バタフライ)
車輪(ブリッジ)

リラクゼーション:今日のレッスンの振り返り、世界全体の幸せを祈る瞑想

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